トップページへ戻る
第4回例会「文楽へようこそ」
レポート 依田美弥子
東京がこの冬一番寒い朝を迎えた12月7日(木)、江戸探訪の会第4回例会「文楽観賞教室」が開催されました。






     江戸時代に大阪で誕生した人形浄瑠璃は、文楽と呼ばれるようになり、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
     10時半、国立劇場小劇場前に集合。
     入口前には広場があるのですが、中高生をはじめ老若男女がどんどん集まり、記念撮影をするにも一苦労。
              11時に開演、先ず「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」一幕。
              太夫と三味線が床に10人ずらっと並び壮観です。舞台上部には字幕も出ています。
「鑑賞教室」では、パンフレットのほかに「文楽入門」というしおりがあって、
太夫・三味線・人形遣いについて説明があります。

太夫と三味線は、男女・若人・老人の語り分け、弾き分けをします。
目を閉じて聞いてみると、その場面が浮かんできます。

人形遣いは、主遣い・左遣い・足遣いの3人で1体の人形を操ります。

学生や初心者を対象としているため丁寧な説明で、次の演目のストーリーや、
人物相関図まであり、時々笑いを交えて飽きさせない工夫がたくさんります。

     休憩を挟んで次の演目「傾城恋飛脚」です。
     先程の解説でストーリーもわかり、字幕の他にイヤホンガイドで場面の説明あるので、すんなりと舞台に入り込めます。
     最後にはホロっときて、あっという間でした。

文楽が終わった後は、お楽しみの昼食です。
          場所は、国立劇場2回の「十八番(おはこ)」です。
          天井が高く、広々としたレストランでちょっと遅めの1時半、2段になったお弁当を頂きます。
  

        ゆっくり食事を楽しみ、外に出るとまぶしいほどの青空。
        寒いけれど、充実した1日を送ることができました。
        さて、次回、第五回江戸探訪の会は、2018年春を予定しとります。どこになりますやらお楽しみに。




























2018.2.28-再構築 長尾